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ドラえもん最終回 その1

のび太とドラえもんに別れの時が訪れる。
それは、なんともあっさりと。

のび太はいつものように、宿題をせずに学校で叱られたり、はたまたジャイアンにいじめられたり、時にはスネ夫の自慢話を聞かされたり、未来のお嫁さんであるはずのしずかちゃんが出来杉との約束を優先してしまったり、小学生ののび太にとってはそれがすべての世界であり日常であった。

とにかく、いつものようにあの雲が青い空に浮かんでいた、そんないつもの風景で、ドラえもんが動かなくなっていたのである。

当然、のび太にはその理由は解らなかった。
喋りかけたり、叩いたり、蹴ったり、しっぽを引っ張ってみたりするものの、なんの反応も示さないドラえもんを見て、のんきなのび太にもだんだんと嫌な不安が襲ってきた。
付き合いも長く、そして固い友情で結ばれている彼ら。
のび太には動かなくなったドラえもんがどういう状態にあるか、小学生ながらに理解したのである。
その晩、のび太は枕を濡らしていた。

ちょこんと柱を背にして座っているドラえもん

眠りにつくことができず、泣き疲れて、ただぼんやりとするのび太。
無駄と分かりつつ、思いつく限りのことは試してみた。
それでも何の反応を示さないドラえもん。
ポケットに手を入れてみたり、スペアポケットなども試すものの動作する気配はない。

そしてハッと気がついた。
なぜ今まで気付かなかったのか、のび太の引き出し、そう、タイムマシンの存在に気がついたのだった。
のび太はパジャマのまま22世紀へとタイムマシンに乗り込んだ。

これですべてが解決するはずだった。

のび太は、なんとかドラミちゃんに連絡を取り付け、ドラえもんの状況を説明した。
「やっとドラえもんが治る!」のび太は期待に胸が膨らんでいた。

せかすのび太と状況を完全に把握できないドラミちゃんはとにもかくにも20世紀へ向かった。

お兄ちゃんを見て、ドラミちゃんはすぐにお兄ちゃんの故障の原因が解った。
正確には、故障ではなく電池切れだった。
そして電池を交換する、その時、ドラミちゃんはその問題に気が付いたのである。

予備電池がない・・・。

なんのことか解らず、早く早くとせがむのび太にドラミちゃんは静かにこう言った。

「のび太さん、お兄ちゃんとの思い出がが消えちゃってもいい?」

一体何のことか、のび太には理解できなかった。
旧式ネコ型ロボットの耳には電池交換時の予備電源が内蔵されており、電池交換時にデータを保持いておく役割があった。
そして、そう。 ドラえもんには耳がない・・・。

ようやくのび太にも深刻な状況が理解できた。
初めてドラえもんに会った日、数々の未来道具、過去へ行ったり、未来に行ったり、恐竜を育てたり、海底で遊んだり、宇宙で戦争をしたりもした。鏡の世界にも行った。
どれも映画になりそうなくらいの、一緒に過ごした大切な思い出である。


困惑するのび太に、ドラミちゃんはいろいろと説明した。
電池を交換することでドラえもん自身はのび太との思い出が消えてしまうこと、
今のままの状態でおいておくとデータは消えないこと、
ドラえもんの設計者は設計者の意向で明かされていない(超重要秘密事項)ので連絡して助けてもらうことは不可能であること、これはとっても不思議で特異な規約であったが、修理及び改造は自由であるということだった。

考えて考えて、のび太は、人生最大の決断をした。

のび太はドラミちゃんにお礼を言い、こう言った。
「ドラえもんはこのままでいい」

ドラミちゃんは何も言わず、ただ黙ってタイムマシンに乗り、去っていった。

それから、数年後・・・。

のび太の何か大きく謎めいた魅力、そして力強い意志、どこか淋しげな目、眼鏡を触る仕草、黄色のシャツと紺色の短パン、しずかちゃんが惚れるのに時間はかからなかった。
外国留学から帰国した青年のび太は最先端の技術をもつ企業に就職し、しずかちゃんともめでたく結婚した。
そして、それはそれは暖かな家庭を築いていった。

ドラミちゃんが去ってからのび太はドラえもんは未来に帰ったとみんなに告げていた。 そしていつしか誰も「ドラえもん」のことは口にしなくなっていったのだった。
しかし、のび太の家の押入には「ドラえもん」が眠っていた。あの時のまま・・・。

のび太は技術者として、今、「ドラえもん」の前に立っていた。

小学生の頃、成績が悪かったのび太は、彼なりに必死に勉強したのだった。
そして中学、高校、大学と進学しかつ確実に力をつけていき、企業でも順調に成功を収めていった。そう、「ドラえもん」を治したい、その一心だった。
人間とはある時、突然変わるものである。それがのび太にとっては「ドラえもんの電池切れ」だったのである。修理が可能であるならば、その可能性にかけたい。それが小学6年生ののび太の原動力となったのであった。

自宅の研究室にて・・・。

あれからどれくらいの時間が経ったのか。しずかちゃんが研究室に呼ばれた。絶対に入ることを禁じていた研究室だった。
中に入ると夫であるのび太は微笑んでいた。そして机の上にあるそれをみて、しずかちゃんは驚いて言った。
「ドラちゃん・・・?」
のび太は言った。
「しずか、こっちに来てごらん。今、ドラえもんのスイッチを入れるから」

頬をつたう一筋の涙・・・。

黙って、のび太の顔を見るしずかちゃん。この瞬間のため、まさにこのためにのび太は技術者になったのだった。
なぜだか失敗の不安はなかった。こんなに落ち着いているのが変だと思うくらいのび太は、静かに、静かに、そして丁重に、何かを確認するようにスイッチを入れた。 ほんの少しの静寂の後、長い長い時が繁がった。

「のび太くん、宿題は済んだのかい?」

ドラえもんの設計者が謎であった理由が明らかになった瞬間でもあった。
まさか、のび太自身が「ドラえもん」の設計者だとは知らず、ただひたすら「ドラえもん」を治すことだけを垣間見た人生。
あの時と同じように、空には白い雲が浮かんでいた。


******
数々の種類がある中で、この『のび太開発者説』が一番有名なものではないだろうか。
チェーンメールや、タレントがTVの中で「ドラえもんの最終回ってこうなんだって」と話したことから一気に広まったとされている。
他には、『ドラえもんの話は植物人間で動けないのび太の空想である』、『植物人間となったのび太に命をかけて助け、動かなくなるドラえもん』など、その数は多岐にわたる。



▼ドラえもん最終回についてもっと詳しく▼
wikipedia都市伝説一覧はココで。
2008-04-23 : アニメ・漫画系都市伝説 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
この最終回しかない!考えた人凄い
あ…
植物人間 となったのび太 に 命をかけて助け×
植物人間 となったのび太 を 命をかけて助け○
気づけよ
2011-07-07 08:51 : URL : 編集
予備電源がない・・・。

↑つければいいじゃん

てかバッテリーバックアップなの?
2010-08-20 16:22 : URL : 編集
そんで、これをマンガにした同人作家がとんでもない額の賠償請求をされたんだょな
2008-08-15 10:51 : URL : 編集
情報ありがとうございます。
そのとおりですね。
最終回のオリジナルストーリーを考えた山崎氏もチェーンメールなどで広範囲に流布され、誹謗中傷をうけHPを閉鎖するといった事態になりました。
この最終回の話を元にマンガ化した同人誌作家の田嶋安恵さんが、著作権侵害などでプロダクションの方から損害賠償を請求されました。
2008-08-19 18:18 : 管理人 URL : 編集
ドラえもんの作者は本作の映画か何かで登場しましたし、実際こうじゃないとは分かっててもこの話は感動するし正直こうであって欲しいw
2009-08-18 23:19 : 雨ですよ URL : 編集
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